自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2024年4月26日金曜日

「大蓮寺」


大蓮寺(ダイレンジ)


「大蓮寺の火」「大蓮寺の炎光」ともいう。埼玉県川越市の扇河岸から仙波にぬける田んぼ道に出たという怪火。冬の小雨が降る日などに出たとされる。気にせずにいれば遠くに行ってしまうが、追い払おうとすると笠や傘にふわふわとつきまとって歩く邪魔をして来たという(「武蔵野話」「埼玉県伝説集成 下」「日本伝説叢書 北武蔵の巻」)。「多濃武の雁(たのむのかり)」などでは、大蓮寺と呼ばれる山伏の霊が、この火になって飛んでいる(「埼玉県伝説集成 下」)とも語られている。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
大蓮寺のデザインは、ふわふわと飛び回る怪火の姿に描きました。