自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2017年5月31日水曜日

「ペンタチコロオヤシ」と「蛇蠱」



ペンタチコロオヤシ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる妖怪の一種。
名前は「松明をかざすお化け」という意味。
松明を持って夜中歩き回り、様々な怪をなす。
ある村の村長がコタンケシという村に向かって夜道を
歩いていると、ペンタチコロオヤシの持つ松明により、
夜のはずが周囲は昼間のように明るかった。
この話を聞いたコタンケシの村長が夜に出かけると、
ペンタチコロオヤシに出会ったので刀で刺し殺した。
死体を見たところ、正体はワタリガラスであった。

出典:
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳




蛇蠱(ヘビミコ)

香川県小豆島に伝わる憑き物。
かつて島の海岸に長持が流れ着き、
何人かの村人たちの間で取り合いになった。
やがて公平に中身を分配しようと長持を
開いたところ、中から無数の蛇が這い出して
取り合いをしていた村人たちの家へ入り込んだ。
これらの家がやがて蛇蠱の家系になった。
この家系の者が他の誰かに対して憎悪の念を抱くと、
その相手に蛇が取り憑いて苦しみだし、挙句には
その人の内蔵に蛇が食い込んで命を落とす。

出典:
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月30日火曜日

「肥長比売」と「フサマラー」



肥長比売(ヒナガヒメ)

日本の神話に登場する存在。
第11代垂仁天皇の皇子ホムチワケが、
自身にかけられた喋れなくなる祟りを
祓うため出雲に向かった。
そこで出雲大神を拝するとホムチワケは
喋れるようになった。その帰り、
肥長比売と婚姻し一晩を共にした。
ホムチワケがふと肥長比売を見ると、
比売が蛇であったため恐くなって逃げた。
すると肥長比売は海原を照らしながら
追いかけてきた。さらに恐ろしくなって、
自分の船を山に引き上げてさらに逃げた。

出典:
Wikipedia
神社と古事記 ぶっちゃけキャラ図鑑




フサマラー

沖縄県波照間島に伝わる神である。
「フサ」は草、「マラー」は稀に訪れてくる人、
を意味すると言われる。
旧暦7月14日お盆の中日に行われる
豊年祈願と祖先供養を目的とした祭事
「ムシャーマ」の際に登場する南方からの
来訪神である。
元々は雨乞いの神であったといわれ、
雨乞いの祭り「アミニゲー」に登場し、
御獄という祭祀などを行う施設で
雨乞いの神歌を歌った。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月29日月曜日

「ヒザマ」と「火之迦具土神」



ヒザマ

沖永良部島に伝わる妖怪または邪神。
家に憑いて火事を引き起こす魔鳥。
家に憑く際は空の瓶や桶に宿り、憑いた際は
すぐユタと呼ばれるシャーマンを呼んで
追い出しの儀式を行った。

出典:
Wikipedia




火之迦具土神(ヒノカグツチ)<火産霊神>

日本における神の一柱。神産みにおいて
イザナギとイザナミとの間に産まれた。
火之迦具土神は火の神であったために、
産まれるときに母のイザナミの陰部に
致命的な大火傷を負わせてしまう。
これがもとでイザナミは死んでしまい、その後、
怒ったイザナギに十拳剣で首を斬られた。
しかし斬られた火之迦具土神の血や死体から
様々な神が産まれた。

出典:
Wikipedia
図解 日本の神々(学研パブリッシング)

2017年5月28日日曜日

「ハニマノカブル」と「白龍大神」



ハニマノカブル

鹿児島県沖永良部島に伝わる妖怪。
泣き叫ぶ子供に「ハニマノカブルが来るぞ」
と言って脅した。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳




白龍大神(ハクリュウオオカミ)

日本における神の一柱。龍神または白蛇の神。
高知県の蛇王神社では山の主の大白蛇であり、
大阪府の綱敷天神社の末社白龍社の白龍大神は
家を護る屋敷神である。

出典:
綱敷天神社
高知県の神社・仏閣 蛇王神社

2017年5月27日土曜日

「ノツゴ」と「野鎌」



ノツゴ<ノヅコ>

愛媛県や高知県に伝わる妖怪の一種。
夜道で人間の足をもつれさせ
歩行の邪魔をしたり、夜道で叫び声や
赤ん坊の産声のような声を上げる。
ノツゴの正体ははっきりしていないが、
間引きや堕胎など不遇な死を遂げた
子供の霊、牛馬の死霊、田野を支配する
野神であったなどの説がある。

出典:
Wikipedia




野鎌(ノガマ)

徳島県や高知県に伝わる妖怪。
葬式で穴を掘るときなどに
使った鍬や鎌は墓場に7日間置いて、
その後に持ち帰らなければ野鎌になる。
野山にいるとき、何もないのに転んで
鎌で切られたような傷ができた際、
それを「野鎌が食う」と言う。

出典:
もののけが集うホームページ~妖怪愛好サイト~

2017年5月26日金曜日

「猫南瓜」と「猫神」



猫南瓜(ネコカボチャ)

和歌山県に伝わる怪異。
ある者が猫を殺して埋めたところ、
その猫の口から南瓜が生えてきた。
その南瓜は毒南瓜であり、殺された
猫の怨念から生えてきたものである。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳




猫神(ネコガミ、ネコガメ)

日本に伝わる妖怪の一種。猫の憑き物である。
猫神を生じさせる方法としては、
三毛猫を縛り付けて、前に鰹節を置き、
七日間絶食させて、首をはねるという手法を取る。
猫神を使役する家もあった。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月25日木曜日

「塗壁」と「鵺」



塗壁(ヌリカベ)

日本の福岡県に伝わる妖怪の一種。
夜道を歩いていると、目の前が
突然として目に見えない壁となり、
前へ進めなくなってしまう。
壁の横をすり抜けようとしても、
左右にどこまでも壁が続いており、
よけて進むこともできない。
蹴飛ばしたり、上のほうを払ったりしても
どうにもならないが、
棒で下のほうを払えば壁は消える。

出典:
Wikipedia




鵺(ヌエ)

天皇の住む清涼殿に、毎晩のように
黒煙とともに不気味な鳴き声が響き渡り、
天皇がこれに恐怖していた。
ついに、天皇は病の身となってしまい、
薬や祈祷をもってしても効果はなかった。
側近たちは弓の達人である源頼政に
怪物退治を命じた。
頼政はある夜、怪物退治に出向いた。
すると、清涼殿を黒煙が覆い始めたので、
矢を射ると、悲鳴とともに鵺が落下し、
すかさず家来の猪早太が取り押さえて
止めを刺した。これにより体調も回復し、
頼政は天皇から褒美に刀を下賜された。

出典:
Wikipedia

2017年5月24日水曜日

「如意自在」と「饒速日命」



如意自在(ニョイジザイ)

江戸時代に鳥山石燕によって描かれた
「百器徒然袋」に登場する妖怪。
如意とは僧侶の持つ仏具で、
孫の手のように背中を掻く道具である。
漫画家・水木しげるの著作では、付喪神の一種で、
孫の手同様に、長い腕と指で痒いところを掻く妖怪。
しかし油断すると、爪で手痛い傷を負わされる。

出典:
Wikipedia




饒速日命(ニギハヤヒ)

日本における神の一柱。
アマテラスから十種の神宝を授かり、
天磐船(アマノイワフネ)に乗って
河内国に天降り、その後、大和国に移った。
大和の豪族・ナガスネヒコが奉じる神である。
神武天皇が征伐しようとしたとき、ナガスネヒコが
「私はいま饒速日命に仕えているが、天神の子が
二人いるのはおかしい。あなたは偽者でしょう」
と言った。そこで神武が、天津神の子の証である
天羽羽矢(アマノハバヤ)と歩靭(カチユキ)を
見せると、内心では本物と認めたが、
頑固に服従しようとしなかった。
そのとき饒速日命が、ナガスネヒコを殺して、
大和の支配地を天皇に献上した。

出典:
Wikipedia
「日本の神様」がよくわかる本(PHP研究所)

2017年5月23日火曜日

「ナマハゲ」と「和魂」



ナマハゲ

秋田県に伝わる存在で、神の使いである。
年越しの晩に現れる。
冬に囲炉裏にあたっていると手足に
「ナモミ」と呼ばれる低温火傷ができることがある。
手に持った出刃包丁でナモミを剥いで
怠け者を懲らしめ、災いを払い祝福を与える。
ナモミを剥ぐ「ナモミ剥ぎ」から
「ナマハゲ」と呼ばれるようになった。

出典:
Wikipedia
図説 妖怪辞典(幻冬舎コミックス)




和魂(ニギミタマ、ニギタマ)

雨の恵みや日光の恵みなど、
神の優しく平和的な側面である。
神の加護は和魂の現れである。
和魂と荒魂は、神の霊魂が持つ
二つの側面である。

出典:
Wikipedia

2017年5月21日日曜日

「泥田坊」と「豊宇気比売神」



泥田坊(ドロタボウ)

江戸時代に鳥山石燕によって描かれた
「今昔百鬼拾遺」にある妖怪の一種。
北国に住む翁が、子孫のために
買い込んだ田を遺して死んでしまった。
しかし、その息子は農業を継ぐどころか、
酒ばかり飲んで遊びふけり、ついには
翁が遺していた田も他人に売ってしまった。
すると、夜な夜な田に一つ目の者が現れ
「田を返せ、田を返せ」と罵った。

出典:
Wikipedia




豊宇気比売神(トヨウケヒメ)<豊受大神>

日本における神の一柱。イザナミの尿から
生まれた和久産巣日神(ワクムスビ)の子で、
食物・穀物を司る女神である。
雄略天皇の夢枕にアマテラスが現れ、
「自分ひとりでは食事が安らかにできないので、
丹波国にいる等由気大神(トヨウケノオオカミ)
を近くに呼び寄せなさい」と言われたので、
丹波国から伊勢国に遷宮した。

出典:
Wikipedia

2017年5月20日土曜日

「手負蛇」と「葛の葉」



手負蛇(テオイヘビ)

江戸時代の奇談集「絵本百物語」にある蛇の怪異譚。
蛇は陰気を好む生物であるために執念深い性格で、
傷をつけた相手には必ず仇をなすとされる。
草むらに追い込む相手に対しては、目に毒を吹き
かけて病気にさせ、頭を切り落とされようものなら、
その者の釜に飛び込んで食中毒に遭わせる。

出典:
Wikipedia




葛の葉(クズノハ)

日本に伝わる存在。安倍保名(アベノヤスナ)が
信太(しのだ:現在の大阪府和泉市)の森を訪れた際、
狩人に追われていた白狐を助けてやるが、
その際に怪我をしてしまう。そこに葛の葉という
女性がやってきて、保名を介抱して家まで送り届ける。
葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は
恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。
童子丸が五歳のとき、葛の葉の正体が
保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。
葛の葉は歌を一首残して、信太の森へ帰っていった。
安倍保名と葛の葉の子供、童子丸が、
陰陽師として知られる、のちの安倍晴明である。

出典:
Wikipedia

2017年5月19日金曜日

「土蜘蛛」と「月読命」



土蜘蛛(ツチグモ)

日本に伝わる妖怪の一種である。
山に棲んでおり、旅人を糸で
雁字搦めにして捕らえて喰ってしまう。
人間の姿に化けることもできる。
大和朝廷に従属しなかった地方豪族を
妖怪化したものである。

出典:
Wikipedia
図説 妖怪辞典(幻冬舎コミックス)




月読命(ツクヨミ)<月夜見尊>

日本における神の一柱。
イザナギが黄泉国から逃げ帰って
禊をしたときに右目から生まれた。
月の神であるとされ、
「夜の食国」を支配している。

出典:
Wikipedia

2017年5月18日木曜日

「チウカピンネカムイラメトリ」と「幸魂」



チウカピンネカムイラメトリ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる妖怪の一種。
川に棲んでいる、魚の姿をしたものである。

出典:
もののけが集うホームページ




幸魂(サキミタマ、サチミタマ)

神の優しく平和的な側面である和魂は
さらに幸魂と奇魂に分けられる。
幸魂は運によって人に幸を与える働き、
また、収穫をもたらす働きでもある。

出典:
Wikipedia

2017年5月17日水曜日

「手力雄神」と「高龗神」



手力雄神(タヂカラオ)<天手力男神>

日本における神の一柱。
岩戸隠れの際は岩戸の脇に控えており、
アマテラスが岩戸から顔をのぞかせたとき、
アマテラスを引きずり出して、
それにより世界に明るさが戻った。

出典:
Wikipedia




高龗神(タカオカミ)

日本における神の一柱。
イザナギがカグツチを斬って生じた、
三柱の神のうちの一柱である。
闇龗神(クラオカミ)とは同一の神、
または対の神とされ、どちらも水の神である。

出典:
Wikipedia

2017年5月16日火曜日

「ソンツル」と「座敷童子」



ソンツル

鳥取県に伝わる憑き物。
トウビョウという憑き物が憑いている家を
ソンツルと呼ぶこともある。
トウビョウは姿を見せないものの、
蛇またはミミズのような姿とされ、
家の台所で小さな壺の中に蠢いている。
トウビョウは人間の皮膚と肉の間に
潜り込んで害を与える。

出典:
Wikipedia




座敷童子(ザシキワラシ)

岩手県を中心に東北地方に伝わる存在。
座敷または蔵に住む精霊とも神とも
言われている。夜中になると、
寝ている家人の布団を引っ張ったり、
枕の場所を移動するなどの悪戯をするが、
座敷童子を見た者には幸運が訪れ、
住み着いた家に富をもたらす。

出典:
Wikipedia
図説 妖怪辞典(幻冬舎コミックス)

2017年5月15日月曜日

「七面大明神」と「精魔」



七面大明神(シチメンダイミョウジン)<七面天女>

日蓮宗系において法華経を守護する女神。
日蓮が山梨県の身延山(みのぶさん)で
信者方に説法しているときに、
美しい女性の姿で現れた。
日蓮は傍らにあった水差しの水を一滴、
その女性に落とした。
すると今まで美しい姿をしていた女性は、
たちまち紅龍の姿に変じた。
そして自分が七面大明神であり、
法華経を修め広める方々を末代まで守護する、
と言い終えるや否や、
自分が祀られている七面山山頂のほうへと
天高く飛んでいった。

出典:
Wikipedia




精魔(セイマ)

沖縄県に伝わる妖怪で、ヤガンナ島に棲む。
この島に入った人間の口の中に、
オスは性器、メスは乳房を突き刺して、
窒息死させる。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月14日日曜日

「少彦名命」と「菅原道真」



少彦名命(スクナヒコナ)<少名毘古那命>

日本における神の一柱。
天乃羅摩船に乗って波の彼方より来訪した。
大国主の命によって国づくりに参加した。
大国主とともに病を除く法や、虫害・鳥獣の害を
除去する法を定めたとされている。そのために、
医療や薬事を司る神として崇められている。

出典:
Wikipedia
図解 日本の神々(学研パブリッシング)




菅原道真(スガワラノミチザネ)<天満大自在天神>

平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家。
忠臣として名高く、右大臣にまで昇った。
しかし、左大臣・藤原時平に
讒訴(ざんそ:虚偽の告訴)され、
太宰府へ左遷され、現地で没した。
死後、天変地異が多発したことから、
朝廷に祟りをなしたとされ、
天満天神として信仰の対象となる。
現在は学問の神として親しまれる。

出典:
Wikipedia

2017年5月13日土曜日

「出世螺」と「聖徳太子」



出世螺(シュッセボラ)

江戸時代の奇談集「絵本百物語」に
登場する妖怪。
深い山に棲むホラ貝が山に三千年、
里に三千年、海に三千年住んだ末に
龍に化身したものである。

出典:
Wikipedia




聖徳太子(ショウトクタイシ)<厩戸皇子>

用明天皇の第二皇子。
母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女
(アナホベノハシヒトノヒメミコ)。
法隆寺などの巨大建築に関わり
諸職を定めたという説から、建築、
木工の守護神として崇拝された。
また、観音菩薩の化身として尊ばれた。

出典:
Wikipedia

2017年5月12日金曜日

「佐竹義堯」と「佐竹義宣」



佐竹義堯(サタケヨシタカ)

出羽久保田藩第12代(最後)の藩主。
相馬益胤の三男、佐竹義純の養子。
秋田県横手市にある「秋田神社」に、
明治22年11月、内務大臣許可のうえ、
佐竹義堯を合祀した。

出典:
Wikipedia
秋田の神社検索




佐竹義宣(サタケヨシノブ)

戦国時代から江戸時代前期の武将・
大名。佐竹氏19代当主。
出羽久保田藩(秋田藩)の初代藩主。
佐竹義重の長男。母は伊達晴宗の娘。
伊達政宗は母方の従兄にあたる。
秋田に遷風された佐竹義宣は
よく藩政を治め、善政であったため、
秋田神社に祭られた。

出典:
Wikipedia
秋田の神社検索

2017年5月11日木曜日

「コイナー」と「ゴッタイ火」



コイナー

沖縄県の石垣島に伝わる鳥。クイナのことである。
夜、南の海上から鳴きながら渡ってくる。
コイナーの鳴き声を聞くことは吉兆である。

出典:
もののけが集うホームページ~妖怪愛好サイト~




ゴッタイ火(ゴッタイビ)

三重県阿山郡(現在の伊賀市)に伝わる怪火。
鬼火のことを、この地ではゴッタイ火と呼ぶ。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月10日水曜日

「奇魂」と「源助山の飛び火」



奇魂(クシミタマ)

神の優しく平和的な側面である和魂は
さらに幸魂と奇魂に分けられる。
奇魂は奇跡によって直接
人に幸を与える働きである。

出典:
Wikipedia




源助山の飛び火(ゲンスケヤマノトビヒ)

島根県の源助山という山に出る怪火。
源助という男が強訴の罪で処刑されたが、
その怨念が祟りを起こしたために、
塚に封じ魂を鎮めた。それでも、
雨の降る夜には宍道湖に怪火が現れ、
湖上を飛び回った。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年5月9日火曜日

「件」と「菊理媛神」



件(クダン)

日本各地で知られる妖怪。
牛から生まれ、人間の言葉を話す。
産まれて数日で死ぬが、その間に
作物の豊凶や流行病、干魃、戦争など
重大なことに関して様々な予言をし、
それは間違いなく起こる。また、
件の絵姿は厄除招福の護符になる。

出典:
Wikipedia




菊理媛神(ククリヒメ)

日本における神の一柱。
イザナミに逢いに黄泉を訪問したイザナギは、
イザナミの変わり果てた姿を見て逃げ出した。
しかし、黄泉比良坂で追いつかれ、口論になる。
そこに泉守道者(ヨモツチモリビト)が現れ、
イザナミの言葉を取り次いで
「一緒に帰ることはできない」と言った。
続いて現れた菊理媛神が何かを言うと、
イザナギは泉守道者と菊理媛神が
申し上げたことを褒め、帰っていった。
この説話から、菊理媛神は
イザナギとイザナミを仲直りさせたとして、
縁結びの神とされている。

出典:
Wikipedia

2017年5月8日月曜日

「経凛々」と「黄粉坊」



経凛々(キョウリンリン)

江戸時代に鳥山石燕によって描かれた
「百器徒然袋」に登場する妖怪。
京都の西寺の祈祷僧・守敏(しゅびん)が
東寺の僧・空海との法力比べで敗れ去り、
不用となって捨てられた守敏の経文が
付喪神と化したものである。

出典:
Wikipedia




黄粉坊(キナコボウ)

熊本県八代市の財団法人「松井文庫」が所蔵する絵巻
「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪。

出典:
もののけが集うホームページ~妖怪愛好サイト~

2017年5月6日土曜日

「金山毘古神」と「金山毘売神」



金山毘古神(金山彦神)<カナヤマヒコ>

日本における神の一柱。
イザナミが火の神カグツチを産んで
火傷をし病み苦しんでいるときに、
その嘔吐物から産まれた。
鉱山の神として信仰されている。

出典:
Wikipedia




金山毘売神(金山姫神)<カナヤマヒメ>

日本における神の一柱。金山毘古神とともに、
イザナミの嘔吐物から産まれ、鉱業・鍛冶など、
金属に関する技工を守護する神である。

出典:
Wikipedia

YouTubeのチャンネルに使ったイラスト。



↑ 「マゴラカchannel」のチャンネルアート。

2017年5月5日金曜日

「カスンテ」と「カントコロカムイ」



カスンテ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる存在。
疫病の神パイカイカムイと人間の間に生まれた子である。
何度殺されても生まれ変わるという能力を持っていたが、
上顎と下顎を別々に処理することで、
やっと生き返らなくなった。ところがカスンテの祟りか、
カスンテを殺した人々の多くは疱瘡にかかって死に、
残った人々も津波に遭って全滅してしまった。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳




カントコロカムイ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる
カムイと呼ばれる霊的な存在の一体。
天空神である。

出典:
神様コレクション