自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2017年6月30日金曜日

「袁洪(エンコウ)」



袁洪(エンコウ)

中国で明代に成立した小説「封神演義」に登場する
「梅山の七怪(バイザンノシチカイ)」という、梅山に住む
七人の妖魔の一人。「梅山の七怪」の頭領格である。
その正体は白猿の精である。変化の術を心得ている。
商(殷)に仕官し、商の王「紂王(チュウオウ)」より
商軍の総大将に任ぜられ、二十万の大軍を率いた。
戦いでは、頭上に元神を現す術で「楊任(ヨウジン)」を
打ち殺した。最後は梅山で女神「女媧」の宝物・
山河社稷図(サンガシャショクズ)の中に迷い込み、
仙桃を食べて動けなくなってしまう。そこを仙人の
「楊セン」の縛妖索(バクヨウサク)で縛り上げられ、
姜子牙(キョウシガ)の斬仙飛刀(ザンセンヒトウ)で
処刑された。

出典:
封神演義 Fengshen-Yanyi

2017年6月29日木曜日

「永日亭鬼(エイジツテイキ)」



永日亭鬼(エイジツテイキ)

中国の鎮江にある「永日亭」
という庭園に出た霊鬼。
庭でたわわに実っていた
桜桃を食べていたが、
あるとき、その現場を見られて、
これは霊鬼の仕業だと判明。
霊鬼が姿を消した場所に
鉄札を埋めたところ、
姿を現さなくなった。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月28日水曜日

「烏則(ウソク)」



烏則(ウソク)

中国の薬学著作「本草綱目」にあるイカ。
暴鳥という水鳥などが海の水に入って
このイカに変化する。烏則の骨などは
血に関する病気に効く薬になる。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月27日火曜日

「羽翼仙(ウヨクセン)」



羽翼仙(ウヨクセン)

中国で明代に成立した小説
「封神演義」に登場する怪物、または仙人。
蓬莱島の仙人だが、元は蓬莱島の怪鳥であり、
万里を飛んで瞬時に海を飲むことができる。
後に空腹になったところを仙人の燃灯道人
(ネントウドウジン)に騙されて生け捕りにされ、
半ば強制的に燃灯道人の弟子になった。

出典:
封神演義 Fengshen‐Yanyi

2017年6月26日月曜日

「黎(レイ)」



黎(レイ)

中国神話に伝わる神。
五帝の一人、顓頊(センギョク)の孫にあたる。
古い時代、天地は今よりも近く、天上の神々も
地上の人間たちも自由に行き来することができた。
このため、反逆者の蚩尤(シユウ)は黄帝と争ったとき、
地上の人々を煽動することができ、特に苗族の人々が
帝意に背くようになった。そこで、顓頊は重(チョウ)と
黎という天神に命じ、天地を大きく引き離し、
神々や人間たちの自由な交通を断ったのである。

出典:
フランボワイヤン・ワールド
 ⇒中国神話伝説ミニ事典⇒神様仙人編
  ⇒「重と黎」、「顓頊」

2017年6月25日日曜日

「胃府虫(イフチュウ)」



胃府虫(イフチュウ)

中国に伝わる怪虫。
人間の体の中に入り込んで
胃に病気を発生させる
病虫の一種である。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月24日土曜日

「一目亶(イチモクセン)」



一目亶(イチモクセン)<一目鱣>

中国に伝わる異魚。
眼が一つしかないウツボのような姿。
この魚が見られるのは、
日照りが起こる前触れである。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月23日金曜日

「蝟怪(イカイ)」



蝟怪(イカイ)

中国に伝わる存在。年を経た化け針鼠。
夜などにガサガサ音を立てながら
人間の姿などに化けて、人を驚かす。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月22日木曜日

「窫窳(アツユ)」



窫窳(アツユ)<猰貐>

中国に伝わる神または怪物。
古代中国の地理書「山海経」によると、
元々は天界に住む天神だったが、
危(キ)と弐負(ジフ)という神によって
殺された。黄帝に崑崙山(こんろんさん)
で薬を施され蘇生したが、川に身を投げて
人を食い殺す邪悪な怪物に変じた。
しかし堯(ギョウ)の命を受けた弓の名手の
羿(ゲイ)によって退治された。
全長80メートルほどで、頭が龍、虎の体で
馬の尾を持つ。人頭牛身馬足とか、
人頭蛇体とか言われる。

出典:
Wikipedia
よくわかる「世界のドラゴン」事典(廣済堂出版)

2017年6月21日水曜日

「暗夜(アンヤ)」



暗夜(アンヤ)

中国に伝わる怪虫。
大きな蝶のような姿の虫。
日が暮れて夜になっても
子供の衣類が干してあったりすると、
この虫が毛を付けていって、
子供を病気にしてしまう。

出典:
和漢百魅缶

今日から中国編がスタート【お知らせ】

「日本編」がスタートしてから二ヶ月弱が経ち、
全100体の紹介が終了しました。


2017年4月26日水曜日
「アペフチ」と「青女房」



2017年6月20日火曜日
「わいら」と「稚日女尊」



今日からは、中国編が始まります。
今回からは100日ほどかけて
1日に1体ずつ紹介していきます。


お楽しみに。 by ワンタ


※5月1日からは予約投稿を始めました。
今までも21時ちょうどにアップされるよう、
予約投稿はしていたのですが、出かけていて
21時までに帰って来られずアップが遅れた、
ということが何回かあったので、前日のうちに
書き上げてアップするようになりました。
(記事の最後に書かれている時刻は、
すべて21時に設定しています。)

2017年6月20日火曜日

「わいら」と「稚日女尊」



わいら

江戸時代に鳥山石燕によって
描かれた「画図百鬼夜行」や
様々な妖怪絵巻にある妖怪。
後の時代では「正体不明の妖怪」、
「山奥に住んでおり、
前足のカギ爪で土を掘り返して
モグラなどの小動物を食べる
大きな妖怪」、「山奥に住んでおり
人間を襲って食べる大きな妖怪」
などの解説がある。

出典:
Wikipedia




稚日女尊(ワカヒルメ)

日本における神の一柱。
『日本書紀』によれば、高天原の斎服殿
(いみはたどの)で神依を織っていたとき、
それを見たスサノオが馬の皮を
逆剥ぎにして部屋の中に投げ込んだ。
稚日女尊は驚いて機から落ち、
持っていた梭(ひ)で身体を傷つけて
亡くなった。それを知ったアマテラスは
天岩戸に隠れてしまった。

出典:
Wikipedia

2017年6月19日月曜日

「ジャラカカス」と「ヒュドロス」



ジャラカカス

ブラジルに伝わる吸血鬼。
母親が子供に母乳を飲ませているときに
現れて子供をさらい、母親の乳房から
血を吸う。そして子供の口に尾を入れ、
尾に付いている口から内蔵に噛み付き
血を吸う。

出典:
吸血鬼名辞典




ヒュドロス

ナイル河に棲む大蛇の怪物。
ワニの天敵であり、口から入り込み、
腹部を食いちぎってワニを食い殺す。
「ヒュドラー」同様、名前の意味は「水蛇」
であるが、女性形のヒュドラーに対して、
ヒュドロスは男性形である。

出典:
ファンタジィ事典mini

残り2体の幻獣を紹介します。

1月15日から3月4日まで連載していた
「幻獣」シリーズでしたが、諸事情により、
本来100体あった幻獣のうち
2体を公開できずにいました。
それを今日アップすることになりました。


50音に関係なく、突然「ングマ・モネネ」が
出てきたと思いますが、上記の理由で
調整をしたためのものです。


「日本編」も残り2体となり、
それは明日アップする予定です。


お楽しみに。 byワンタ

2017年6月18日日曜日

「六首沢」と「轆轤首」



六首沢(ロククビサワ)

神奈川県に伝わる怪異の一つ。
「六首沢」と呼ばれる場所に
大きな欅の木があり、そこを通ると
六つの首が下がってくる。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳




轆轤首(ロクロクビ)

日本に伝わる妖怪の一種。
昼間は普通の人間のようだが、
夜中になると首が伸びる。
首が胴体から離れて浮遊するタイプと、
首だけが異常に伸びるタイプに分かれる。

出典:
Wikipedia
図説 妖怪辞典(幻冬舎)

2017年6月17日土曜日

「直霊」と「霊神」



直霊(ナオヒ)

神や人間には荒魂、和魂、幸魂、
奇魂の四つの魂があり、それら四魂を、
直霊という天と繋がる一つの霊が
コントロールしている。

出典:
Wikipedia




霊神(レイシン、レイジン)

日本における神。
霊験あらたかな神のこと。
ご利益の著しい神をいう。

出典:
コトバンク

2017年6月16日金曜日

「レエプカムイ」と「レブンエカシ」



レエプカムイ

ロシアや日本に住む
アイヌに伝わる犬の神。
名前の意味は「這う神」。
犬はトリカブトの女神とともに
神を案内する者であるとされ、
熊送り(イヨマンテ)の際に
犬を一緒に送る地方もある。

出典:
神様紹介bot(神ボ)




レブンエカシ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる怪物。
名前は「沖の長老」という意味。鯨を八頭
飲み込んでしまうという大きさの怪物。
ある二人の漁師が飲み込まれてしまったが、
腹の中で火を焚いたところ、
吐き出されて助かった。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神魔精妖名辞典

2017年6月15日木曜日

「両面宿儺」と「豆子お化け」



両面宿儺(リョウメンスクナ)

日本に伝わる鬼神。「日本書紀」によれば、
仁徳天皇の時代に飛騨に現れた。
力強く軽捷で、左右に剣を帯び、
四つの手で二張りの弓矢を用いた。
皇命に従わず、人民から略奪することを
楽しんでいた。それゆえ、討伐に遣わされた
武振熊命(タケフルクマ)に討たれた。

出典:
Wikipedia




豆子お化け(ルスオバケ)

日本に伝わる妖怪の一種。
古くなった豆子(るす:酒を注いだりする
朱塗りのお椀)の化けたもの。
一本足が生えていて飛び跳ねたりする。

出典:
和漢百魅缶

2017年6月14日水曜日

「竜宮様」と「龍燈」



竜宮様(リュウグウサマ)

海神信仰と結び付けられる竜神は
「竜宮」とも呼ばれて、海神の使いとして
水界を行き来する。
漁や航海の神として広く信仰されている。
漁業を生活の柱としている地域では、
海岸に竜神(竜宮様)の祠が多く見られる。

出典:
神様になった動物たち(大和書房)




龍燈(リュウトウ)

日本に伝わる怪火。
主に海中より出現し、
海上に浮かんだ後に、
いくつもの火が連なったり、
海岸の木などに留まる。
主に龍神の住処と言われる海や
河川の淵から現れる怪火であり、
龍神の灯す火の意味で「龍燈」
と呼ばれ、神聖視されている。

出典:
Wikipedia

2017年6月13日火曜日

「雷獣」と「雷龍」



雷獣(ライジュウ)

日本に伝わる落雷とともに現れる妖怪。
天保時代の地誌『駿国雑誌』によれば、
激しい雷雨の日に雲に乗って空を飛び、
誤って墜落するときは、激しい勢いで
木を裂き、人を害した。
天保時代の古書『信濃奇勝録』には、
冬は穴を穿って土中に入るために
「千年モグラ」とも言うとある。

出典:
Wikipedia




雷龍(ライリュウ)

鳥取県の城下に、寛政3年5月の明け方、
落下してきた怪獣。体長は約2.4メートル。
鋭い牙と爪を持つタツノオトシゴのような姿。
雷獣ならぬ「雷龍」と名付けられる。

出典:
Wikipedia

2017年6月12日月曜日

「ライクルエチカップ」と「ラプシヌプルクル」



ライクルエチカップ

ロシアや日本に住む
アイヌに伝わる妖怪の一種。
死人を食べる鳥。

出典:
もののけが集うホームページ




ラプシヌプルクル(ホヤウカムイ、サクソモアイェプ)

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる蛇神。
湖沼に棲んでいる。ひどい悪臭を放っており、
この体臭に触れた草木は枯れ果て、
人間がラプシヌプルクルの風下にいると
体毛が抜け落ちたり、皮膚が腫れ上がり、
近づきすぎると焼け爛れて死ぬことすらある。
しかし、その悪臭で疱瘡神を追い払ったことで、
人々が疫病の難を逃れることができたりと、
魔神として性格を持つ反面、
ときには人間の守り神となることもあった。

出典:
Wikipedia

2017年6月11日日曜日

「ヨワタシカミ」と「ヨーガービ」



ヨワタシカミ

鹿児島県徳之島に伝わる怪異の一種。
たくさんの悪神が馬に乗って現れる。
これに遭遇した人間は命を取られる。

出典:
もののけが集うホームページ




ヨーガービ

沖縄県に伝わる火の妖怪。
旧暦8月8日、海上に出る。

出典:
もののけが集うホームページ

2017年6月10日土曜日

「行逢神」と「雪入道」



行逢神(ユキアイガミ、イキアイガミ)

日本に伝わる、人間や動物に行きあって
災いを成す神霊の総称。山中などの野外で、
天気も良い上に風もないのに、
わけもなく急に寒さを感じ、ときには
発熱したり気分が悪くなったりすることを、
「行逢神に遭った」という。
場合によっては怪我をすることもある。
また、人間だけではなく牛馬も行逢神に遭う。

出典:
Wikipedia




雪入道(ユキニュウドウ)

富山県、岐阜県、岡山県に伝わる妖怪の一種。
雪の降った晩の明け方に現れる。
一つ目一本足で、雪上に一本足の足跡を残す。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

2017年6月9日金曜日

「倭大国魂神」と「山颪」



倭大国魂神(ヤマトノオオクニタマノカミ)

日本における神の一柱。
『日本書紀』によれば、崇神天皇6年、
宮中に天照大神と倭大国魂の二柱を
祀っていたが、天皇は二柱の神威の
強さを畏れ、宮の外で祀ることにした。
天照大神は豊鍬入姫(トヨスキイリヒメ)
に託して大和の笠縫邑(カサヌイムラ)
に祀った。倭大国魂は渟名城入姫
(ヌナキイリヒメ)に預けて祀らせたが、
髪が落ち、体が痩せて、祀ることが
できなかった。
倭大国魂の出自には諸説あり、
大国主神と同神であるという説や、
大国主神の荒魂であるという説、
大国主神と同一ではなく
大和国の地主神とする説もある。

出典:
Wikipedia




山颪(ヤマオロシ)

江戸時代に鳥山石燕によって描かれた
「百器徒然袋」に登場する妖怪。
豪猪(ヤマアラシ)の異名「山おやじ」と
ヤマオロシの名は似ているので、
この山颪もトゲが生えているのである。
おろし器の付喪神や、颪(吹き下ろす風)
を引き起こす妖怪なのではないか
といった解釈もある。

出典:
Wikipedia

2017年6月8日木曜日

「モンジャ」と「物の怪」



モンジャ

青森県に伝わる怪異の一種である。
海で死んだ人間の魂が家に帰ってくることをいう。
浜辺で火を焚くとモンジャが火のあたりに来る。
あるとき沖合いで漁船が沈没し、
漁師の遺族たちが浜辺で火を焚くと、
モンジャが現れた。名前は「亡者」を意味する。

出典:
Wikipedia




物の怪(モノノケ)

日本に伝わる存在。人間に憑いて苦しめたり、
病気にさせたり、死に至らしめる怨霊、死霊、
生霊などの霊のこと。妖怪などを指すこともある。

出典:
Wikipedia

2017年6月7日水曜日

「メドチ」と「面霊気」



メドチ

青森県に伝わる妖怪で、河童の一種である。
少女の姿となって人間を誘惑し、
水の中へ誘い込んで溺れさせようとする。
人間に子供を産ませたり、一度人間を狙うと
その人間の友達や親戚に化けて川に連れ込む。

出典:
Wikipedia




面霊気(メンレイキ)

江戸時代に鳥山石燕によって描かれた
「百器徒然袋」に登場する妖怪。
面を使う芸能と縁のあった
飛鳥時代の人物・秦河勝の作った面が
「面霊気」であろうという。後の時代には、
「古くなった面の化けたもので、
夜になると動き出す」とか、
「優れた作品の面が古くなって
魂を宿した付喪神で、持ち主に対して
大切に扱ってくれるよう頼む」
などの解説がある。

出典:
Wikipedia

2017年6月6日火曜日

「ムニンペシクル」と「ムニンペシマッ」



ムニンペシクル

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる神の一柱。
流行病を司る神「パコロカムイ」が連れている
男女一対の腐り病の神の一体。

出典:
道民の泣寝入 アイヌの神謡世界




ムニンペシマッ

ロシアや日本に住むアイヌに伝わる神の一柱。
流行病を司る神「パコロカムイ」が連れている
男女一対の腐り病の神の一体。

出典:
道民の泣寝入 アイヌの神謡世界

2017年6月5日月曜日

「ムンバ」と「火須勢理命」



ムンバ

奄美大島に伝わる妖怪の一種。
洞窟や枯れ木に棲む。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳




火須勢理命(ホスセリ)

日本における神の一柱。
父はニニギ、母はコノハナサクヤヒメ。
ニニギに「自分の子ではない」と疑われた
コノハナサクヤヒメが、その疑いを
晴らすために産屋に火をかけて、
その火の中で産んだ三柱の神の第二子。
火が盛んに燃え立つときに産まれたので
「火須勢理」と名付けられた。

出典:
Wikipedia

2017年6月4日日曜日

「三吉大神」と「見越し入道」



三吉大神(ミヨシノオオカミ)<三吉霊神>

日本における神の一柱。
神の力、勝負の神、破邪顕正の神。
曲がったことが大嫌いで、力持ち。
弱きを助け、邪悪をくじく神である。
太平の城主・藤原鶴寿丸三吉は
郷人の面倒を良くみた名君であったが、
他の豪族に妬まれ追い出されたため、
世を捨てて太平山に篭り、太平山の神を
深く信仰し、修行して力を身につけ
神として祀られたものが三吉霊神である。

出典:
太平山三吉神社総本宮




見越し入道(ミコシニュウドウ)

日本に伝わる妖怪の一種。夜道や坂道の
突き当たりを歩いていると、僧の姿で突然現れ、
見上げれば見上げるほど大きくなる。
そのまま見ていると、見ている人は死んでしまうが、
「見越した」と言えば見越し入道は消えてしまう。
主に夜道を1人で歩いていると現れる。
四つ辻、石橋、木の上などにも現れる。

出典:
Wikipedia

2017年6月2日金曜日

「火照命」と「迷わし神」



火照命(ホデリ)<海幸彦>

日本における神の一柱。
父はニニギ、母はコノハナサクヤヒメ。
ニニギに「自分の子ではない」と疑われた
コノハナサクヤヒメが、その疑いを
晴らすために産屋に火をかけて、
その火の中で産んだ三柱の神の長子。
火が盛んに燃えて照り輝いているときに
産まれたので火照命と名付けた。
「山幸彦と海幸彦」の神話では海幸彦と
呼ばれていて、海で漁(いさ)りをして
暮らしていた。ある日、狩りをして
暮らしていた弟の山幸彦(火遠理命)と
道具を交換するが、海幸彦の釣針を
無くしてしまう。海幸彦は、そのことを
許さなかった。その後、
海神から釣針とともに、復讐の方法と
呪具を与えられ帰ってきた山幸彦によって
懲らしめられ、海幸彦は服従した。
火照命は隼人(古代、鹿児島県や
宮崎県に居住した人々)の祖神とされる。

出典:
Wikipedia




迷わし神(マヨワシガミ)

日本における神の一柱。
この神に取り憑かれると道に迷ってしまう。
京都に出た旅人が、この神の餌食にされる
ことが多い。

出典:
図説 日本妖怪大鑑(講談社)

2017年6月1日木曜日

「火遠理命」と「疱瘡神」



火遠理命(ホオリ)<山幸彦>

日本における神の一柱。
父はニニギ、母はコノハナサクヤヒメ。
ニニギに「自分の子ではない」と疑われた
コノハナサクヤヒメが、その疑いを
晴らすために産屋に火をかけて、
その火の中で産んだ三柱の神の末の子。
産屋の火が消えかけたときに産まれたので
火遠理命と名付けた。「山幸彦と海幸彦」の
神話では、山幸彦の名で登場し、
兄の海幸彦(火照命)に借りた釣針を
無くしてしまう。困り果てていたところ、
塩椎神に教えられ、舟に乗り
「綿津見の宮」に赴く。海神に歓迎され、
山幸彦は海神の娘・豊玉姫と結婚し、
綿津見の宮で楽しく暮らすうち、
すでに三年の月日が経っていた。
山幸彦は地上へ帰らねばならず、
豊玉姫に失くした釣針と、霊力のある
二つの玉をもらい、地上へ帰ってきた。
その後、妻の豊玉姫は子供を産んだ。
その子供はウガヤフキアエズといい、
彼の子供が初代天皇とされる神武天皇である。

出典:
Wikipedia




疱瘡神(ホウソウガミ)

日本における神の一柱。
疱瘡(天然痘)の悪神で、疫病神の一種である。
犬や赤色が苦手とされ、「疱瘡神除け」として
張り子の犬人形を飾ったり、疱瘡を患った人の
周りに赤い品物を置き、疱瘡払いを願った。

出典:
Wikipedia