自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2017年8月31日木曜日

「人皇(ジンコウ)」



人皇(ジンコウ)

中国神話、及び道教における神の一柱。
天地人の三皇(サンコウ)の一柱であり、
また、古代中国の伝説上の帝王ともされる。
人皇は地皇(チコウ)から生まれた。
泰皇(タイコウ)とも呼ばれるが、人皇と
同一視するか否かは諸説存在する。

出典:
Wikipedia

2017年8月30日水曜日

「風虫(フウチュウ)」



風虫(フウチュウ)<牙虫(ガチュウ)>

中国に伝わる怪虫の一種。
人間にくっついて歯を痛くしてくる
病虫の一種。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月29日火曜日

「飛鼠(ヒソ)」



飛鼠(ヒソ)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」
に記されている獣。飛鼠は背中で飛ぶ。
ウサギの体にネズミの頭という姿をしている。
中国でコウモリやムササビのことを指す。
ムササビは翼ではなく足の間の膜で飛ぶので、
背中の皮を広げて飛んでいるようにも見える。

出典:
山海経動物記
幻想動物の事典

2017年8月27日日曜日

「筆妖(ヒツヨウ)」



筆妖(ヒツヨウ)

中国に伝わる、筆が宙に浮いて飛び回ったり、
勝手に字を書いたりするというもの。昔、
「杜昭遠」という人の家に妖物が多く出たときに、
これが起こって机の上に「殺」という字を書いた。
その後、杜は何かのかどで死刑になってしまい、
その字の通りに死んでしまった。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月26日土曜日

「白澤(ハクタク)」



白澤(ハクタク)

中国に伝わる人語を解し万物に精通する聖獣。
中国の伝説上の帝王「黄帝(コウテイ)」が、
東方巡行した折に白澤に遭遇した。
白澤は1万1520種の妖異鬼神について語り、
黄帝はこれを部下に書き取らせた。
この書を「白澤図(ハクタクズ)」という。
後世、白澤の絵は厄除けになると信仰された。

出典:
Wikipedia

2017年8月25日金曜日

「地皇(チコウ)」



地皇(チコウ)

中国神話、及び道教における神の一柱。
天地人の三皇(サンコウ)の一柱であり、
また、古代中国の伝説上の帝王ともされる。
天皇(テンコウ)から生まれ、
地皇は人皇(ジンコウ)を生んだ。

出典:
Wikipedia

2017年8月24日木曜日

「魂(コン)」



魂(コン)

中国に伝わる存在、または霊。
道教では魂は人間の精神を支える
「気」である。人間が死ぬと
「陽」に属している魂は天に帰る。
中国医学では肝に宿り、
人間を成長させていくものであり、
また、心を統制する働きである。

出典:
Wikipedia

2017年8月23日水曜日

「魄(ハク)」



魄(ハク)

中国に伝わる存在、または霊。
道教では魄は人間の肉体を支える
「気」である。人間が死ぬと
「陰」に属している魄は地に帰る。
中国医学では人間の外見、骨組み、
生まれながらに持っている身体の
設計図という意味がある。

出典:
Wikipedia

2017年8月22日火曜日

「脳痛虫(ノウツウチュウ)」



脳痛虫(ノウツウチュウ)

人間の体内に入り込んで、
頭にズンと来る痛みをもたらす中国の怪虫。
鷹(タカ)のクチバシのような姿かたちをしている。
昔、ある人が頭痛に悩んでいたところ、別の人から
「そういうときは桃の葉を枕にして寝るといい」
と教わったので、さっそく試してみたところ、
眠っているときに鼻の穴から脳痛虫が出てきて、
今までの痛みがスッキリ治った。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月21日月曜日

「鉄嘴神鷹(テッシシンヨウ)」



鉄嘴神鷹(テッシシンヨウ)

中国で明代に成立した小説「封神演義(ホウシンエンギ)」
に登場する武将「崇黒虎(スウコクコ)」の宝具。
紅瓢箪(ベニヒョウタン)の蓋を開いて呪文を唱えると、
中から黒煙を噴き出して、その煙が網のように広がる。
煙の中から無数の鉄の嘴(クチバシ)を持った神鷹が
飛び出して相手に襲いかかる。

出典:
封神演義大図鑑(光栄)

2017年8月20日日曜日

「挙父(キョホ)」



挙父(キョホ)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」
に記されている獣。模様のある腕と豹の尻尾
を持っている猿の姿をしている。よく物を投げる。

出典:
山海経動物記

2017年8月19日土曜日

「念虱(ネンシツ)」



念虱(ネンシツ)

中国に伝わる怪虫。夜、何人もの人が
「阿房宮賊(アボウキュウフ)」という歌を
歌っている声が人影もないのに聞こえてくる。
実は豆のような大きさの虱(しらみ)が
歌声を発していた。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月18日金曜日

「肉芝(ニクシ)」



肉芝(ニクシ)

中国に伝わる千年の年を経たヒキガエル。
頭の上に角を持っている。
山中の霊気を食べて生きていて、
このヒキガエルを食べると仙人になれる。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月17日木曜日

「玉兎(ギョクト)」



玉兎(ギョクト)

中国の伝説、伝承に登場する月に住む兎。
臼と手杵で材料を打って粉にしている。

出典:
Wikipedia

2017年8月16日水曜日

「人形虫(ニンギョウチュウ)」



人形虫(ニンギョウチュウ)

中国に伝わる怪虫。人間のような
姿かたちをしている小さな虫。
わらわらと群れで動いていた。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月15日火曜日

「独コク(ドクコク)」



独[犭谷](ドクコク)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」
に記されている獣。虎のようで、体色が白く、
犬の首と馬の尻尾、猪の鬣(たてがみ)を
持った姿をしている。

付注:
コクは犭(けものへん)に谷と書いて一字。

出典:
山海経動物記

2017年8月14日月曜日

「能戴(ナイダイ)」



能戴(ナイダイ)

中国に伝わる妖怪。瀋陽(シンヨウ)にいた。
頭も顔も手足もない真っ黒な姿をしていて、
目玉と長い嘴のようなものだけが見えたりした。
夜に出てきて、人を怖がらせた。ある人が、
これに「酒を買ってきてくれ」と頼んだら
「うんうん」とわかったような返事をしたので、
銭を投げてやったところ、
本当に買ってきてくれたという。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月13日日曜日

「騰霧(トウム)」



騰霧(トウム)

中国に伝わる「穆王八駿
(ボクオウハッシュン)」と
呼ばれる八頭の駿馬の一頭。
騰霧は雲に乗って走れる。
穆王八駿は紀元前11世紀頃の
周王朝の「穆王(ボクオウ)」が
所有していた。穆王は
この馬たちに馬車を引かせ、
中国全土や神々の住む崑崙山
(コンロンサン)を巡った。

出典:
Wikipedia

2017年8月12日土曜日

「檮杌(トウコツ)」



檮杌(トウコツ)

中国神話に登場する神。古代中国の
帝「舜(シュン)」に中原(チュウゲン)
の四方に流された「四凶(シキョウ)」
と呼ばれる四柱の悪神の一柱。
虎に似た体に人間の頭を持っており、
猪のような長い牙と、長い尻尾を
持っている。尊大かつ頑固な性格で、
荒野の中を好き勝手に暴れ回り、
戦うときは、退去することを知らずに
死ぬまで戦う。常に天下の平和を
乱そうと考えている。

出典:
Wikipedia

2017年8月11日金曜日

「饕餮(トウテツ)」



饕餮(トウテツ)

中国神話に登場する神。
古代中国の帝「舜(シュン)」に
中原(チュウゲン)の四方に流された
「四凶(シキョウ)」と呼ばれる
四柱の悪神の一柱。
人頭羊身で頭には羊の角があり、
虎のような牙が生えている。
極端に貪欲で、町や村を襲っては
何もかも略奪して滅亡させてしまう。
略奪の仕方も卑劣で、
人を襲うときは必ず弱い者を狙う。
集団でいる人は襲わずに、
一人でいる人を襲う。
略奪した財産を使うわけではなく、
ただ蓄えているだけである。
竜の子供たちである「竜生九子
(リュウセイキュウシ)」の一体で、
その五番目である。

出典
Wikipedia
フランボワイヤン・ワールド
 ⇒モンスター解体新書

2017年8月10日木曜日

「泥魅(デイミ)」



泥魅(デイミ)

中国に伝わる水辺に現れる妖怪。
赤ん坊のような姿をしていて、
人間を見ると泥を投げつけてくる。
この泥に当たると、病気になる。
泥魅は金物が大嫌いで、金物の
音がしただけで逃げてしまう。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月9日水曜日

「兎児爺(トゥルイエ)」



兎児爺(トゥルイエ)

中国に伝わる存在。ある年、北京の城下へ
突然に病が流行りだし、どの家からも患者が出て、
どんな薬を飲んでも快方に向かわない。
月の女神「嫦娥(じょうが、こうが)」は心を痛め、
庶民らの病を治すよう月のウサギ「玉兎(ギョクト)」
を地上へ寄越した。玉兎は少女の姿に化けて
北京の街に降り、一軒一軒を廻り病人を治療した。
人々は感謝し、みんな贈り物をしたかった。
しかし玉兎は何も欲しがらずに、他人の服を借りて
着るだけだった。あるときは男の服を着たり、
ある時は女の服を着たりと毎日別の身なりをした。
さらに多くの人々を治すために馬、鹿、獅子や虎
などの背まで借り北京の城内外をくまなく廻った。
こうして北京から疫病を取り除いて、玉兎は月へと
帰っていった。北京の人々は玉兎を象った泥人形
を作り、旧暦8月15日には青果や豆を供えて
世の中へ吉祥と幸福を持って来たことに
感謝するようになった。

出典:
Wikipedia

2017年8月7日月曜日

「天呉(テンゴ)」



天呉(テンゴ)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」
に記されている神。朝陽水(チョウヨウスイ)
という谷川に住む水神。人面獣身の姿で
八つの頭、八つの足、八つの尾を持っている。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月6日日曜日

「天女鬼(テンニョキ)」



天女鬼(テンニョキ)

中国に伝わる鬼神。僧が谷で修行をしていたときに
目の前に現れて、邪魔をしようとした鬼神の一人。
美しい天女の姿をしている。散々じゃれついて
修行の妨げをしたが、「私の心は死灰のようなものだ」
と言ったところ「海水も須弥も傾けることができるが、
上人の心志は傾けられぬ」と恐ろしい声を上げて
消えてしまった。それ以後、鬼神たちは
邪魔しに出ることはなかった。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月5日土曜日

「谿辺(ケイヘン)」



谿辺(ケイヘン)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」
に記されている獣。犬のような姿である。
この獣の毛皮を敷物にして、敷いていれば
悪気を寄せ付けない。

出典:
山海経動物記

2017年8月4日金曜日

「通天犀(ツウテンサイ)」



通天犀(ツウテンサイ)

中国に伝わる霊獣。
1000歳を超えて霊力の高まった犀。
頭の上に生えている光る角には
百鬼万邪を退けたり、
あらゆる毒を分解する効果がある。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月3日木曜日

「犀渠(サイキョ)」



犀渠(サイキョ)

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」に
記されている獣。全身青黒い牛の姿をしている。
鳴き声は人間の赤子の泣き声のようである。
この獣は人食いである。

出典:
山海経動物記
プロメテウス

2017年8月2日水曜日

「値鬼(チキ)」



値鬼(チキ)

中国に伝わる霊鬼の一種。
大昔に荒廃して忘れ去られた墓地や、
廟(びょう)などのあった場所に現れる。
これを目撃した人間は病気になる。

出典:
和漢百魅缶

2017年8月1日火曜日

「戴礼(タイレイ)」



戴礼(タイレイ)

中国で明代に成立した小説
「封神演義(ホウシンエンギ)」に登場する
「梅山の七怪(バイザンノシチカイ)」という
梅山に住む七人の妖魔の一人。正体は狼犬。
口から茶碗ほどの大きさの紅い珠を出して
相手を倒す。「哪吒(ナタ)」と一騎打ちとなり、
この技で怯ませた。しかし、「楊戩(ヨウセン)」
に「哮天犬(コウテンケン)」をけしかけられ、
襲われ、傷ついたところを楊戩に斬られ
倒された。

出典:
駄君主とパンダ色の仲間達
封神演義大図鑑(光栄)