自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2017年11月30日木曜日

「パンダウィンダ」



パンダウィンダ

オーストラリアの神話に登場する「ブクムーリ」という、魔術を操り動物に変身している者たちの一体。
魚のタラのブクムーリである。ドブネズミのブクムーリ「クーランバン」と共に火を独占していたが、鷹のブクムーリ「カリガリ」が旋風を巻き起こし、火を周囲に燃え移らせ、森林火災を引き起こした。その火災によって、人間たちは火を手に入れることができた。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月29日水曜日

「パトゥパイアレヘ」



パトゥパイアレヘ

ニュージーランドのマオリ族に伝わる、夜の精霊。森の奥の暗闇に棲んでいる。

出典:
100% PURE NEW ZEALAND

2017年11月28日火曜日

「パラタ」



パラタ

ニュージーランドのマオリ族に伝わる、海に棲む妖怪。洞窟のような大きな口を持っている。海の潮の満ち干きは、パラタが海水を呑んだり吐いたりするために起こる。

出典:
もののけが集うホームページ

2017年11月27日月曜日

「パフアヌイアピタアイテライ」



パフアヌイアピタアイテライ

ポリネシアに伝わる海の悪魔。
名前は「天空を開いた偉大な者」という意味。深海に棲み、眷属たちと共に、船乗りを襲う悪魔として恐れられた。

出典:
神魔精妖名辞典

2017年11月26日日曜日

「ネヴィンビンバーウ」



ネヴィンビンバーウ

メラネシアに伝わる女の怪物。
よく響く声を出す、巨大な女の姿をしている。英雄神「アンバト」と繋がりがある。ネヴィンビンバーウは成年の儀式の間に、悪鬼として呼び出される。

出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)

2017年11月25日土曜日

「ヌフイ・ヤボスガス」



ヌフイ・ヤボスガス

パプアニューギニアに伝わる「ヤボスガス」という、邪悪な霊的存在の一種。死霊のことである。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月24日金曜日

「ヌグ」



ヌグ

パプアニューギニアに伝わる魔物。
ワニに似て、足はヒクイドリに似ている姿をしている。奇声を発し、この声を聞くと、女性や子供は失神してしまう者も出る。

出典:
幻想世界神話辞典

2017年11月23日木曜日

「ヌガニ=ヴァツ」



ヌガニ=ヴァツ(ヌグトゥ=レイ)

フィジーに伝わる怪鳥。あまりに大きいので、その体は太陽を地平線から隠し、羽ばたくと地上に嵐を引き起こした。肉食で、特に人間を餌食にする。
英雄「オコヴァ」の妻をさらって食い殺したが、殺された妻の復讐をしに来たオコヴァと、オコヴァの妻の兄の「ココウア」によって、人間を食べるのに夢中になっている間に、忍び寄った二人に腹を槍で深く突き刺され、倒された。

出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)

2017年11月22日水曜日

「ニホニホ・テテイ」



ニホニホ・テテイ

ポリネシアに伝わる悪鬼。
恐ろしい人食いである。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月21日火曜日

「ニフォロア」



ニフォロア

サモアに伝わる男の妖怪。
ニフォロアは人間の指サイズほどの鋭い歯を一本持っている。その歯で人間を刺す。刺された人間は、特効薬で直ちに手当てをしないと、死んでしまう。人間の腕と足と頭だけを狙って攻撃する。ニフォロアに刺されたとき、刺された穴は見えないが、被害者は激しい痛みに襲われる。もし、薬が来る前に死んでしまうと、自然と穴が見えてくる。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月19日日曜日

「ナバエオ」



ナバエオ

メラネシアのルク島の信仰における悪霊。本来は人間に好意的な神だったが、悪霊の身分に降格させられた。

出典:
幻想世界神話辞典

2017年11月18日土曜日

「ナモロド」



ナモロド

オーストラリアに伝わる怪人。
靭帯で繋がれた骨格だけの姿をしている。ナモロドは日中、休息をとり、夜になると人間の家へと飛んで行った。そして家の中に入り、眠っている人間の血を吸う。血を吸われた人間は、ナモロドの仲間に変わってしまう。

出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)

2017年11月17日金曜日

「トマテ・ガニ・ヤンボ」



トマテ・ガニ・ヤンボ

ソロモン諸島のエディストン島に伝わる、死体を食べる精霊。人々は、これを防ぐために、死体の首に葉をかけた。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月16日木曜日

「トピレタ」



トピレタ

パプアニューギニアのトロブリアンド諸島の神話に登場する、冥界の支配者。初めて地上に人間を送った存在であり、人間にトーテムの動物を教えた。耳が大きい。妻がいる。地震を起こすのもトピレタである。

出典:
幻想動物の事典

付注:
トーテム(英語: totem)とは、特定の集団や人物、「部族」や「血縁(血統)」に宗教的に結び付けられた野生の動物や植物などの象徴のこと。(出典:Wikipedia)

2017年11月15日水曜日

「ティリティリ」



ティリティリ

サモアのウポル村落に伝わる神。
稲光として顕現する。敵に損害を加え、争い、戦い、闇の源泉である。戦時に稲光が多く見られたときは、ティリティリが助けに来て導いているとされた。
ある場所で継続的に稲光が発生するときは、敵の待ち伏せがあることを意味する。前方で常に光っているときは、敵の軍勢が動いていることの兆候である。しかし、もし稲光が前方から後退していったら、それは危険の前兆であり、後退の命令である。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月14日火曜日

「ティイェティ」



ティイェティ

カロリン諸島のコスラエ島<クサイエ島>に伝わる存在。血を吸う幽霊である。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月13日月曜日

「ツラン」



ツラン

パラオに伝わる「メクギツツ・エル・ガリヅ」という精霊的な悪神であり、怖い神たちの一柱。
蛇の姿をしている。ツランが人間の身体に憑くと、頭が痛くなる。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月12日日曜日

「ツラン」



ツラン

パラオの神話に登場する女神。
「オボハツ<オボハズ、オボハヅ>」という女神から生まれ、ツランは「ウワプ<ウワブ>」という女神を生んだ。

出典:
神様コレクション
吹浦忠正(ユーラシア21研究所理事長)の新・徒然草

2017年11月11日土曜日

「チェリッド」



チェリッド

ミクロネシアの神話に登場する精霊たちのこと。天の神「ウチェル」の使いである。

出典:
神様コレクション

2017年11月10日金曜日

「チョカライ」



チョカライ<キチン・アラマチ>

カロリン諸島のポナペ島に伝わる存在。
島の内陸部に住んでいる、小鬼か妖怪のような存在。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月9日木曜日

「ダーカーン」



ダーカーン

オーストラリアのカビ族に伝わる祖先霊であり、虹蛇。
魚の尾ヒレがついた巨大な蛇の姿をしている。水場から他の水場へ移るときには、虹の姿になる。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション

2017年11月8日水曜日

「タラクック」



タラクック

オーストラリアの神話に登場する鷹。
火を独占していたカラスから火のついた付け木を盗んだミソサザイの「ユーロイン・キーア」から、さらに火を奪い取った。タラクックは世界中に火をつけて廻ったため、人間たちは自由に火を使えるようになった。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月7日火曜日

「ソングス」



ソングス

パプアニューギニアのワヘイ族に伝わる、「ソングム」という精霊の一種。川の入り江に棲む精霊の女性たちのこと。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月6日月曜日

「ソングク」



ソングク

パプアニューギニアのワヘイ族に伝わる、「ソングム」という精霊の一種。川の入り江に棲む精霊の男性たちのこと。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月5日日曜日

「ソラング」



ソラング

ミクロネシア連邦のカロリン諸島のイファルク島の神話に登場する神。大工の神である。

出典:
神様コレクション

2017年11月4日土曜日

「セムセム」



セムセム

バヌアツ共和国のタンナ島に伝わる鬼。
とても背が高く、もじゃもじゃの長い髪と髭で耳は大きく、身体も毛むくじゃらの上に、膿だらけの姿をしている。
タンナ島の人間を一人残らず食い尽くしたが、一人食い残した若い女が海の側に生えた蔦に孕まされて産んだ双子に、倒された。双子がセムセムの身体をナイフで切り開くと、セムセムに今まで食べられていた動物や人間が、生きたまま全部出てきた。

出典:
バヌアツ通信
神様コレクション

2017年11月3日金曜日

「スウォヌグ」



スウォヌグ

パプアニューギニアに伝わる「ヤボスガス」という、邪悪な霊的存在の一種。名前は「悪い奴」という意味。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月2日木曜日

「スアンギル」



スアンギル

パプアニューギニアに伝わる悪霊の一種。

出典:
幻想動物の事典

2017年11月1日水曜日

「ジャラピリ」



ジャラピリ

オーストラリアのウィンバラカ人に伝わる怪物。
上半身は人間で、下半身は蛇の姿をしている。アリスの泉の北西に棲んでいたが、やがてその土地の一部となった。

出典:
幻想動物の事典
世界の怪物・神獣事典(原書房)